【2016年3月期】帝人の業績内訳
2016年3月期の売上高は7907億円、経常利益603億円。
事業セグメントとその概要は以下の通り。
高機能繊維・複合材料事業
アラミド繊維(糸・綿・織編物など)、炭素繊維製品、ポリエステル繊維などの製造販売
電子材料・化成品事業
フィルムの製造販売、ポリエステルフィルムの加工、樹脂製品などの製造販売、プラスチックの成型加工、化学薬品などの製造販売
ヘルスケア事業
医薬品・在宅医療機器の製造販売、在宅医療サービスなど。新薬の臨床開発も
製品事業
繊維製品などの企画・加工、販売
その他
機械や情報システムの運用・開発・メンテナンスなど
連結従業員15756人のうち、高機能繊維・複合材料事業に4301人(27.3%)、ヘルスケア事業に3633人(23.1%)、電子材料・化成品事業に2141人(13.6%)、製品事業に2966人(18.8%)が従事。
売上高7907億円のうち、製品事業が2709億円を売り上げ、全体の34%を占める。高機能繊維・複合材料事業は1330億円(16.8%)、電子材料・化成品事業は1637億円(20.7%)、ヘルスケア事業は1475億円(18.7%)。
利益で見ると一番稼いでいるのはヘルスケア事業で、288億円と全体の35.4%を稼ぐ。続いて電子材料・化成品が223億円(27.4%)、高機能繊維・複合材料事業が185億円(22.7%)、製品事業が53億円(6.6%)の利益。
売上高を地域ごとに見ると、日本は4733億円と全体の59.9%を占める。中国は1168億円(14.8%)、アジアは764億円(9.7%)、米州は566億円(7.2%)、欧州その他が676億円(8.6%)。