ブランド品のディスカウント販売を手がけるVipshopは中国で「第3のEC」として君臨できるか?
今回は中国でブランド品のディスカウントECを手がけるVipshopについて調べてみたいと思います。
まずは全体の業績をみてみます。
中国のEコマース企業らしく、急激に成長していることがわかります。
2016年の売上高は81億ドル(9000億円)に達し、営業利益も3.9億ドル(437億円)と利益も出ています。
しかし、Vipshopの株価は上場以来低迷しています。
売上成長率は30%前後あるにも関わらず、PER(時価総額 / 純利益)は18倍ほど。
高成長のインターネット企業としてはかなり低い評価を受けていると言って良いと思います。
Vipshopは2008年8月に設立された会社なので、設立からまだ10年も経過していません。
事業の特徴は「高品質な人気ブランド商品を、定価から大きく割り引いた価格で販売する」というディスカウントECであること。