「IP軸戦略」で飛躍的な発展!バンダイナムコホールディングスの変遷
この十年余りにおいて、経営のステージを大きく変えた企業の一つがバンダイナムコホールディングスだ。今では時価総額2兆円を超える同社だが、2011年頃はその十分の一にも満たなかった。
バンダイナムコHDは、2005年に「バンダイ」「ナムコ」が統合したことによって設立。それから2010年にかけては低迷期とも言うべき頃で、経済危機のあおりも受けて株価を半減させていた。
そんな同社は2009年、中長期で目指す姿を「世界で存在感のあるエンターテインメント企業グループ」と定義。新たな中期計画をスタートさせた。その後の成長はご覧の通りである。
かつて宣言した通り、今や日本を代表するエンタメ企業の一つとなったバンダイナムコHD。今回の記事では、彼らがいかにして変貌を遂げたか、直近十年余りの経営の変遷について振り返る。