【注目決算】ドンキ運営のPPIH 7〜9月最高益 節約志向の受け皿に、PB販売も好調
円安による仕入れ値の上昇や物流コスト高の影響を受けるなかでも、ディスカウントストア「ドン・キホーテ」を展開するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)が躍進している。
2022年7〜9月期(1Q)の決算は、売上高が前年比6%増の4736億円、営業利益が48%増の238億円、純利益が49%増の184億円と同四半期として過去最高を更新。人流の回復で客足が戻り、利益率の高い商品の販売を伸ばしている。
飲食料品などの相次ぐ値上げで、少しでも安い商品を求める消費者志向が高まる。「驚安の殿堂」が1つの受け皿として需要を取り込んでいる側面もある。アジアでも積極出店を続け、多国展開も着々と進める。