【注目決算】セブン&アイ コンビニ売上高がコロナ前超え 成長維持の課題は?

セブン&アイ・ホールディングスが3〜8月期(2023年2月期2Q累計)決算を発表し、売上高にあたる営業収益、純利益ともに過去最高を更新した。営業収益の通期予想は1兆2330億円引き上げ、前期比33%の11兆6460億円とした。

世界的なインフレ進行による消費意欲の低迷で、小売り各社が客足の確保に苦戦する昨今。だが大黒柱のコンビニエンスストア事業の既存店売上高は日米でコロナ感染拡大前の2020年2月期を上回り、特に商品力の強さを印象付けた。

一方で祖業のスーパーは水道光熱費の上昇や巣ごもり需要の反動もあり、売上高・利益が減少。株主などからは構造改革の行く末やグループとしての存在価値の再定義、切り離しを決めた百貨店の進捗を問う声も上がっている。

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