ホンダの業績(2015年度)
ホンダグループは、国内外の368社の連結子会社と関連会社83社の合計451社から構成され、二輪、四輪、金融サービス、パワープロダクツなどの事業を展開している。
二輪事業及び四輪事業では、日本、北米、ヨーロッパ、アジアなどの地域でバイクやスクーター、自動車の製造販売を行う。
従業員は連結で20.8万人おり、二輪事業に4.4万人、四輪事業に15.2万人、金融サービス事業に2209人いる。
2015年度の売上高は14.6兆円。営業利益は5033億円となっている。2007年以降、2011年までは右肩下がりの時期があったが、その後回復している。この傾向はトヨタなどにも見られたが、おそらく円高が原因だと思われる。
生産実績を見ると、二輪事業が993万台、四輪事業が368万台、その他が611万台で全体だと1972万台ということになる。トヨタ自動車が857万台なのでホンダの方が圧倒的に多い。
次に、販売実績を見てみる。
パッと見で北米の四輪事業の売上の大きさが目立つ。これは興味深い。地域ごとの総計を円グラフで見てみよう。
なんと、日本の販売高は全体の13%に過ぎず、北米が過半数を占めている。アジアでの販売も20%と日本よりも大きい。
また、二輪車全体の販売実績は1.8兆円であるのに対し、四輪車全体の販売実績は9.6兆円と、二輪車の方が生産台数が多いにも関わらず、四輪車の方が売上が大きい。これは当然だが四輪車の方が単価が高いためだろう。
大株主の内訳は上のようになる。10%以上を保有する大株主はいないようだ。こういう場合の株主総会ってどんな感じになるんだろうな。