良品計画の変遷「無印良品」がPBから世界で人気のブランドになるまで
「無印良品」ブランドでグローバル展開する良品計画。1980年のブランド展開開始以降、「わけあって安い」をキャッチコピーに、規格外の商品を企画・販売し成長を遂げてきた。数々のヒット商品を生み出し、今や7,500品目を有する巨大製造小売業(SPA)である。
2021年8月期本決算では、売上高4,536億円(前年比13.0%増)、営業利益424億円(154.8%増)と、コロナ禍で業績が大きく落ち込んだ2020年8月期本決算からV字回復し、純利益は過去最高を更新した。
バブル崩壊や海外進出の失敗といった荒波を乗り越え、良品計画はなぜここまで成長できたのか。「無印良品」の歩みを振り返るとともに、良品計画のビジネスモデルを掘り下げて解説する。