成長続ける「Sansan」強みの源泉と各サービスの事業モデルを深掘り
Sansan

名刺管理サービスで知られるSansanが売上を伸ばしている。2021年6〜11月期の売上高は95.8億円(前年比25.4%増)だった。一方では先行投資を拡大し、営業損失は1.3億円となった。

同社はビジネス名刺管理ツール「Sansan」にはじまり、名刺でつながるビジネスSNS「Eight」、更には「Bill One」「Contract One」といった新たなSaaS事業に至るまで、サービスの幅を広げてきた。

今回の記事では、多角的展開を進めるSansanの各事業群について詳しく確認し、その進捗についても整理する。

名刺管理SaaS「Sansan」

上半期の売上高95.8億円のうち大半となる85.5億円(前年比23.8%増)を占めるのが、主軸となる「Sansan/Bill One」事業だ。営業利益は23.7億円(同16.5%減)と、グループ全体を支える稼ぎ頭でもある。

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