配車サービスのUberとLyft、直近決算から読み解く2社の戦略
米国の配車サービス大手、UberとLyftの業績が回復している。このほど出そろった2社の4〜6月決算で、ともに売上高が前年比で大きく拡大した。
回復の度合いには、大きな差がある。デリバリー事業を手がけるUberはコロナ前の水準を超えた一方、ライドシェアが大半を占めるLyftはまだ2年前を下回る。
急速な経済再開に伴うドライバー不足や、ギグワーカーを「従業員」とみなす判決など、事業環境への逆風は依然として強い。業界大手の2社はどうやって難局を乗り切るつもりなのだろうか?