EC戦略が奏功、成長加速が続く「FedEx」小売店やAdobeとの連携も進む
米物流大手「FedEx」の業績拡大が続いている。2021年5月期本決算は売上高と営業利益でともに過去最高を更新した。
3〜5月期の売上高は前年比30%増の226億ドルとなり、増収率は4半期連続で加速。営業利益は3.8倍の18億ドルに拡大した。
旺盛な配送需要に応えるため、FedExは休日配送の対応、小売店との連携など様々な取り組みを進めている。直近ではAdobeや自動運転スタートアップとの提携も発表した。
具体的に足元ではどのような状況にあるのだろうか。決算カンファレンスコールの内容を中心に整理していこう。
コロナ禍で拡大を続けるのが、日本でいう宅配便にあたる「FedEx Ground」事業だ。同売上は前年比27%増の81億ドルに拡大。米国における市場シェアは30%を超えた。