店舗再開でも売上3倍の米DoorDash決算:飲食店「以外」も急拡大
米国のフードデリバリー大手、DoorDashが好調だ。2021年1〜3月期の決算で、売上高は前年比3倍の10.8億ドル。ワクチン普及が進んで飲食店が営業を再開する中、前四半期比でも11%の増収となった。
営業損益は9900万ドルの赤字。前年(1.2億ドルの赤字)、前四半期(3.1億ドルの赤字)から改善した。
DoorDashが掲げる使命は、「ローカルエコノミーを成長させ、エンパワーする」こと。現在の主力はフードデリバリーだが、将来的には「あらゆるもの」の配送を担おうとしている。
今四半期はレストラン「以外」への注文回数も大きく伸長。新規顧客の獲得、既存顧客の定着に繋がった。足元の取り組みについて、決算報告の内容を軸にまとめていこう。
「アメリカ中で店内飲食の再開が進んだが、注文額へのネガティブな影響は想定より小さかった」。CFOのプラビール・アダルカー氏は、決算カンファレンスコールでこう強調した。