アスクル決算:営業利益6割増、ヤフーとの連携強化でLOHACO赤字縮小が続く
アスクル

アスクルが3月16日、2020年6月〜2021年2月期決算を発表。コロナ禍での逆風を乗り越え、好調に推移している。

売上高は前年比4.5%増の3130億円、営業利益は62.3%増の102億円。3Q時点で、通期営業利益の過去最高を更新した

四半期ごとの推移を見ても、前年比の増収増益が続く。営業利益率は4.1%と前年から1.2ポイント上昇し、採算の改善も進んだ。

足元ではコロナ関連商材が好調で、主力のBtoB事業が好調に推移。収益化に向けて注力する「LOHACO」事業も、還元キャンペーンなどの効果で2桁の増収を確保した。

一時は筆頭株主であるヤフーと揉めたアスクル。経営体制の刷新後は協業を深め、足元ではコスト削減などで効果が出始めた。決算内容をもとに、直近の動向について確認していこう。

BtoB事業の収益性が改善トレンド

好業績をけん引したのはBtoB事業だ。3Q累計の売上高は前年比3.8%増の2563億円、営業利益は35.2%増の155億円となった。

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