コロナ禍でも好調なスシロー:回転ずし業界トップを走り続ける戦略とは
回転ずし「スシロー」を運営するスシローグローバルホールディングスの業績が拡大している。
2020年10〜12月期決算は、売上高が前年比6.8%増の595億円、営業利益が44.9%増の70億円。コロナの打撃が深刻な外食業界にあって、大幅な増益を確保した。
感染拡大が本格化するなか、持ち帰り用のロッカーの設置を急いだり、セルフレジの導入計画を前倒したりするなど、機敏な対応で顧客を取り込んだ。これまで進めてきた店舗の自動化もコストの軽減に寄与している。
コロナ禍でも好業績を保つスシローの取り組みについて分析していきたい。
回転ずし大手の中でもスシローは群を抜いて規模が大きい。売上高はくら寿司の1.5倍、カッパ・クリエイトの3倍もある。