世界に1000人のバイヤー組織!割引小売でありながら営業利益率13%に達するアメリカのオフプライス小売チェーン「TJX」とは
今回取り上げるのは、アメリカのオフプライス(割引)小売チェーンの「TJX Companies」です。
創業は1977年で、現在のメイン業態である「T.J. Maxx」の店舗をマサチューセッツ州のAuburnとWorcesterに展開したことが始まり。
1990年にはWinners Apparelの買収によりカナダに、1994年には「T.K. Maxx」の展開によりヨーロッパに進出。
2002年以降の業績推移を見てみます。
2002年1月期の売上高は107億899万ドルでしたが、2017年1月期には331億8374万ドルにまで成長。
驚くのは、営業利益率が13%にまで上昇していることです。
オフプライスの小売チェーンでありながら、TJXはどうして利益率を向上させることができているのでしょうか?
今回のエントリでは、TJXの事業と決算数値をさかのぼって整理してみたいとおもいます。
TJXの事業は大きく4つのセグメントから構成されています。