家具大手「ニトリHD」自粛で5月EC売上は爆増、6月既存店売上も急増

家具・インテリア用品の大手「ニトリホールディングス」が1Q20の決算を発表しました。

売上は1,738億円(前年比+3.9%)と成長が鈍化しているものの、営業損益は372億円(同+22.3%)と大幅な増益に。営業利益率は21.4%と、前年同期から3.2ptもの上昇となりました。

COVID-19の感染拡大は、家具業界全体でも店舗の営業自粛など、マイナス影響をもたらしました。その一方で、巣篭もりにより家具自体の需要は拡大し、Eコマース関連では好調が目立っています。

この不透明な情勢下において、ニトリホールディングスはどのような施策に取り組み、大幅増益を実現したのでしょうか。決算内容から足元の状況を整理していきます。 

6月既存店売上が147.4%に大幅な伸長

まずは売上の動向です。既存店売上の推移について確認しましょう。

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