【決算比較】「楽天」「ZHD」「サイバーA」「エムスリー」をまとめて確認
そろそろ決算シーズン目前ですが、今回は国内の大手インターネット企業4社の決算について振り返ります。
取り上げるのは、「Zホールディングス(ヤフー)」「楽天」「エムスリー」「サイバーエージェント」の4社。もちろん事業はバラバラですが、並列すると規模感が掴みやすいと思います。
まずは4社の売上規模から比べてみましょう。数値は直近12ヶ月合計を算出して比べています。
最も大きいのは「楽天」で、1.3兆円規模。20%近い増収と、拡大率でも4社の中では最も大きくなっています。ZOZOを買収したZHDも1兆円に到達しました。
サイバーエージェントは4,584億円で、売上成長は踊り場にさしかかっています。エムスリーは2018年に年間売上1,000億円を突破。ここ2年で再び成長が加速しています。
直近5年間で営業利益が増え続けているのはエムスリーのみ。直近では、「AbemaTV」への投資を続けるサイバーエージェントを上回りました。
ZHDは四半期単体で増益に転じていますが、直近12ヶ月比では前年を下回っています。2018年まで大幅増益を続けていた楽天も、2019年は減益となりました。
4社の時価総額はエムスリーが2.5兆円で最大。ZHDが1.8兆円で続き、楽天は1.3兆円と低下傾向にあります。サイバーエージェントは約5,100億円で、先日、電通グループの時価総額を一時的に上回ったことが話題となりました。