創業123年の断熱材メーカー「ニチアス」 売上2,000億円突破の原動力とは
ニチアス

オリンピックを来年に控え、建設業界の盛り上がりもピークに。建設業というとゼネコンなどをイメージしがちですが、日本には建設史を陰で支えてきた断熱材メーカー「ニチアス」という老舗企業が存在します。

ニチアスは1896年、大阪に「日本アスベスト株式会社」として設立されました。1938年に国産初のロックウールを生産し、保温・断熱工事のパイオニアとしての歩みを進めていきます。

1952年には東京証券取引所での店頭売買が承認され、1962年に東証1部へ上場。1980年代からアジア展開をスタートし、石綿が危険物質に指定されてからは新素材の開発をリードしてきました。

業績は2013年にかけて停滞しますが、以降は右肩上がりの増収増益を続けています。2019年3月期には初めて売上2,000億円を突破しました。

創業123年を誇る伝統企業が成長を続けている原動力はどこにあるのでしょうか。

断熱材の「販売」からプラント向け「工事」強化で売上拡大

ニチアスは各産業を陰で支える「保温・断熱」製品販売を行なっています。

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