2016年3月期の売上高は261億円、経常利益50億円。
事業セグメントは「採用事業」「教育・評価事業」の2つとして報告しており、概要は以下の通り。
採用事業
以下のサービスを展開。
・総合転職情報サイト「エン転職」
・人材紹介会社の集合サイト「ミドルの転職」
・派遣会社の集合サイト「エン派遣」
・女性向け求人情報サイト「[en] ウィメンズワーク」
・アルバイト求人情報サイト「エンバイト」
・人材紹介「エン エージェント」
・大学生向け長期実践型インターンシップ情報サイト「キャリアバイト」
・日本国内のグローバル企業、シンガポール、韓国、オーストラリア、タイなどにおける人材紹介「en world」
・ベトナムにおける求人広告・人材紹介サイト「Vietnam Works」「Navigos Search」
・インドにおける人材紹介「New Era India」
教育・評価事業
定額制研修サービス「エンカレッジ」の運営や、人事制度・評価制度のコンサルティング、採用管理、人事評価、Webリサーチシステムなどを提供。
連結従業員2084名の内訳。採用事業に2005人、教育・評価事業に79人。
売上高261億円の内訳。採用事業が252億円、教育・評価事業が9億円を売り上げている。ほとんどが採用事業と言える。
セグメント利益を見ると、採用事業は52億円の利益、教育・評価事業は1億円の損失を計上している。
人材紹介においては、「エン エージェント」と子会社のエンワールド・ジャパンの強化にあたったとのこと。エンワールド・ジャパンでは国内外資系企業に加え、日系グローバル企業への拡販に取り組んだ。
非連結子会社としてINNOBASE株式会社、エン・エグゼクティブサーチ株式会社を吸収合併したことで、特別損失を5.3億円計上している。
海外企業では、ベトナムとインドの子会社で人員の定着が進み、生産性が工場したほか、タイにおいて政治・経済環境が改善し好調に推移したらしい。大変そう。。
教育・評価事業では定額研修サービスと採用・人事関連システムにおいてリピート受注や新規受注を強化したらしい。
地域ごとの売上高内訳。日本では234億円、アジア・オセアニアで27億円を売り上げている。割合でいうと日本が89.5%、アジア・オセアニアが10.5%ということになる。
国内のインターネット企業の中では海外事業がうまくいってる方のような気がする。地域ごとの利益については記載がなかった。