2016年12月期の売上高は3956億円、経常利益263億円。
事業セグメントとそれぞれの概要は次の通り。
一般用消費財事業
歯科材料、ペットフード・ペット商品などを製造販売。
この事業は、さらに「オーラルケア」「ビューティケア」「ファブリックケア」「リビングケア」「薬品」「その他」の6分野に分類される。
①オーラルケア分野
予防歯科のための歯ブラシ、歯磨粉などを扱う。
「クリニカアドバンテージ ハミガキ」「システマハグキプラス」シリーズなどがある。
②ビューティケア分野
ハンドソープ「キレイキレイ薬用泡ハンドソープ」や制汗剤「Ban汗ブロックロールオン プレミアムラベル」などがある。
③ファブリックケア分野
洗濯用洗剤「トップ スーパーNANOX(ナノックス)」や柔軟剤「ソフラン」シリーズなどを展開。
④リビングケア分野
台所用洗剤「チャーミー」や浴室用カビ防止剤「ルック」などを扱う。
⑤薬品分野
解熱鎮痛薬「バファリン」などを扱う。
⑥その他
通販商品「ナイスリムエッセンス ラクトフェリン」「グッスミン 酵母のちから」などを扱っている。
産業用品事業
導電性カーボンなどを扱う「電気・電子分野」、界面活性剤の「生活産業分野」、施設・厨房向け洗浄剤の「業務用洗浄剤分野」などで構成。
電気・電子分野ではスマートフォンなどの液晶フィルム用粘着剤などを扱っている。
海外事業
タイ、マレーシアなどの東南アジア、韓国、中国などで事業を展開。
その他
グループ企業向けに設備の設計、施工、保全業務などを提供
連結従業員6895人の内訳。海外事業が最も大きく3207人おり、全体の46.5%を占める。一般用消費財事業は2241名で、割合としては32.5%。産業用品事業には644人(9.3%)が従事している。
全体の売上高3956億円の内訳。一般用消費財事業が2613億円を売り上げ、全体の66%を占める。続いて海外事業が993億円(25.1%)、産業用品事業が314億円(7.9%)を売り上げている。
一般消費財事業の売上高の内訳は次の通り。
オーラルケアが636億円、ビューティケアが223億円、ファブリックケアが802億円、リビングケアが208億円、薬品が410億円を売り上げている。
地域ごとの売上高の内訳。日本で2940億円を売り上げ、全体の74.3%を占める。タイで475億円(12%)、その他アジアが517億円(13%)の売上。