知る人ぞ知るコメダHDの巨額ののれんの理由と「コメダ珈琲店」独自のビジネスモデル
今回は、喫茶店「コメダ珈琲店」を展開するコメダホールディングスについて調べます。
創業は1968年で、創業者の加藤太郎氏が名古屋市で喫茶店「コメダ珈琲店」を開店したことにさかのぼります。
1977年には現在も名物商品の「シロノワール」販売を開始。
1999年には第2の業態として甘味喫茶「おかげ庵」を開店。
2008年には創業家が保有株を売却し、投資ファンドのアドバンテッジ・パートナーズが取得して事業を承継します。
続いて2013年にはMBKパートナーズが(株)コメダを買収。
そして2016年6月、MBKパートナーズが保有する株式を市場に売り出す形で東証一部への上場を果たしました。
個人の喫茶店として始まったコメダ珈琲店でしたが、飲食チェーンとしてとてもユニークなビジネスモデルになっています。
また、途中から経営がファンドに移ったことによる影響が今もバランスシート上には大きく残っています。
今回のエントリでは、コメダHDの特徴的な点を2つ確認した上で、同社の中期経営計画についてもみてみたいと思います。
コメダHDの特徴的な点として一つ目は、運営店舗のほとんどがフランチャイズ店舗であることです。店舗数の内訳をみてみましょう。