「京王電鉄」はなぜ民泊に参入したのか
ホテル業界第5弾は、鉄道業界初の民泊事業に参戦した「京王電鉄」(証券コード:9008)です。今回は民泊事業を取り巻く環境を簡単に取り上げつつ、京王電鉄のホテル業の戦略に迫ります。
京王電鉄は1910年その前身となる京王電気軌道鉄道から始まりました。1933年には京王井の頭線を開通し、以降は新宿以西の開拓を進めました。
1950年には神武景気を背景に観光資源や、住宅地の開発に力をいれ、事業の多角化を推進。
1960年に新宿駅の開発が進み、駅の地下化や駅ビルを建設。1971年には当時世界最高の超高層ホテル、京王プラザホテルを建設し話題となりました。
事業開始から100年以上が経つ同社ですが、安定して増収・増益を続けています。
京王電鉄は鉄道以外にも様々な事業を展開。
ショッピングセンターやスーパーマケットを手がける流通事業や、不動産賃貸や販売、駐車場の管理を行う不動産業、レジャー・サービスの他にも子育てサポートなどを展開しています。
全体の売上の67%を占める運輸と流通は近年伸び悩んでいます。
京王電鉄は事業の多角化が課題。事業が伸びているレジャー・サービス、不動産業を今後いかに増進させていくかが重要になっています。
2015年12月、京王電鉄は鉄道会社初の民泊事業に参戦。
合法民泊を推進し、民泊の仲介サイトを運営する「百戦錬磨」との業務提携を締結しました。
京王電鉄はなぜ民泊に参入したのでしょう?民泊事業を取り巻く環境は?
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