「LINE」通期決算:1日で若者の9割にリーチできる広告商品を正式スタート
メッセージングアプリ「LINE」が2019年通期決算を発表しました。
売上収益は2,275億円(前年比+9.8%)、営業損益は△390億円の赤字(前年は161億円の黒字)。当期損失は△514億円の赤字となり、積極投資の1年を終えました。
月間アクティブユーザー数(MAU)を見ると、日本が8,300万人、タイが4,500万人に拡大。全体としては1億6,400万人で横ばいです。一方、DAU/MAUは79%と、前年から2ptも上昇。
地域別売上では日本国外が29%を占めました。前年同期は海外31%だったので、より日本の売上が拡大していることになります。
売上構成を見ると、「コア事業・広告」が337億円(+16.2%)、「コア事業 ・その他」が181億円(+3.4%)となりました。戦略事業の売上は90億円と、前年から縮小しています。
営業利益率では「コア事業」全体が12.8%となった一方、戦略事業は△141億円の赤字となりました。
続いては、各部門の概況を確認しましょう。