宿泊予約28%増収で再び上昇気流に!「Ctrip」2018年3Q決算
中国のオンライン旅行会社「Ctrip.com International」の2018年3Q決算が発表されました。
旅行シーズンを迎えた今四半期の売上は93.9億元(13.7億ドル)、営業利益は14.8億元(2.2億ドル)です。
業績規模は「Booking Holdings」の3分の1、「Expedia」の半分ほど。
対前年の売上成長率には減速感が見え始めていましたが、今四半期は18.1%に上昇。
再び勢いを取り戻しつつあります。
営業利益率は15.7%で、前年とほぼ同じくらいの水準を維持しています。
Ctripの収益は2016年に買収した「Skyscanner」を中心に航空券が多くを占めていました。
今四半期の航空券売上は36.2億元(5.2億ドル)とほぼ横ばい。
それでは何が伸びているのかというと、第2の柱である宿泊予約です。
売上が右肩上がりに増加しており、今四半期は36.3億元(5.2億ドル)となりました。
宿泊予約の成長率は28%で、30%台に迫る勢いとなっています。
パッケージツアーや出張サービスも30%以上の成長を続けています。
売上全体に占める宿泊の割合は38.6%で、今四半期に航空券と構成比が逆転。
航空券の成長が鈍化する一方で、宿泊予約がCtripの成長を支えていることがわかります。
宿泊予約の売上が急増している大きな要因がCtripと提携するホテル数の拡大です。