受託ビジネスとクラウドERPの二本張りで営業利益84%増益の「オロ」2018年上期決算
今回は、2017年に上場した「オロ」について調べてみたいと思います。
(オロホームページ)
オロの創業者である川田 篤氏は1973年生まれ。
東工大に進学し、同級生の多くが大企業に就職していくのを見ていました。
川田氏にとって大企業という進路はしっくり来なかったようで、4年生の時にアメリカに留学します。
やがて明確に事業家になりたいと考えるようになり、1999年に研究室の友人と二人で創業したのが「オロ」です。
2010年には中国、2012年にはマレーシアと現地法人を立ち上げ、その後もベトナム、シンガポール、台湾など海外に法人を設立。
2017年に東証マザーズに上場し、翌年には東証一部に指定。
(オロの決算説明資料)
2018年上半期の売上は25億円で、前年から37%の増収。2017年全体は前年から15%程度の増収だったので、上場してから加速していることが分かります。
営業利益は6.7億円で、前年から1.8倍と大きく伸びています。
株価も好調で、ここ1年で株価は4倍近くに膨れ上がっています。
オロの事業は「ビジネスソリューション」「コミュニケーションデザイン」の二つ。
ですが、これだけ言われても何の事業なのか分かりません。
今回のエントリでは、オロの事業モデルと現状について整理していきたいと思います。
まずは、ビジネスソリューション事業から見てみましょう。