営業利益率10%以上!データドリブンなオペレーションにより増収増益を続ける国内2位の100円ショップチェーン「セリア」
今回取り上げるのは、国内の100円ショップ大手「セリア」です。
創業は1985年で、2年後の1987年に(株)山洋エージェンシーを設立。
以来、岐阜県大垣市を本拠としていますが、社名が「セリア」となったのは2003年のこと。
早速セリアの業績推移を見てみます。
2008/3期の売上高は632億円でしたが、2017/3期には1453億円と2倍以上に大きくなっています。
さらに特筆すべきは、経常利益率が4%から10%を超えるまで上がり続けていることです。
ちなみに、100円ショップで国内トップは「ダイソー」で、2016年度の売上は4200億円とのこと。
さて、「100円ショップ」というと薄利多売のイメージがありますが、セリアはなぜこれほどの利益率を出すことができるのでしょうか?
今回のエントリでは、セリアの事業の特徴を整理した上で、店舗数やコスト構造、一店舗あたりの売上などの情報を洗い出してみたいと思います。
セリアの事業内容は「100円ショップの運営」だけですが、その中で次の4つのオペレーションが必要になります。