日本リージャス買収で大幅増収の「ティーケーピー」3Q決算
ティーケーピー

貸しオフィスを展開する「ティーケーピー」が3Q決算を発表しました。

売上高は397億円で前年同期から+48.8%の増収。営業利益は49.6億円で、同じく+42%の増益です。

大幅拡大となったティーケーピー。要因にあるのが、世界的シェアオフィスブランド「リージャス(Regus)」の日本法人「日本リージャス」の買収です。台湾リージャスも買収を発表していますが、連結開始は次の4Qから。

決算書類を見ていると、「貸し会議室」と「レンタルオフィス」のビジネスモデル上の違いがとても興味深い内容になっています。今回は、その内容を整理してみましょう。

買収で「85億円」上乗せ

まず知りたいのは、買収によって見えにくくなった増収要因の構成です。

メインの「貸し会議室」は3Q累計で売上231億円。前年比+13%と堅調に拡大しています。それに加えて宿泊・研修サービスが売上51億円、+38%の増収。買収による影響を除外したティーケーピー本体の業績は、売上高107.85億円(前年+19.2%)、営業利益15.4億円(+69.9%)。

買収によって獲得した日本リージャスは売上85億円。連結開始は6月1日とのことで、5ヶ月分が業績に反映されていることになります。

周辺サービスで収益拡大

ティーケーピーのメイン事業、貸し会議室の売上をさらに分解してみましょう。

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