アメリカのスモールビジネスの8割が利用!1983年創業の会計ソフトベンダー「Intuit」
近年、日本では「クラウド会計ソフト」と言われるサービスが成長しています。
昨年上場したマネーフォワードの「MFクラウド」シリーズや、競合の「freee(フリー)」を利用している方も少なくないと思います。
以上の2社はどちらも2012年の創業と、かなり新しい会社です。
今回ご紹介するアメリカ企業「Intuit」は、はるか昔の1983年から会計ソフトを提供している会社。
「TurboTax」「QuickBooks」などの会計ソフトを提供し、世界11カ国で24拠点を展開、8,300名の従業員を有する大企業です。
業績推移を見てみましょう。
2017年7月期の売上高は51億7700万ドルに達し、営業利益率は27%となっています。
Intuitは、上場以来ほとんど一貫して株価が伸び続けるザ・優良企業でもあります。
上場直後である1993年と比べると、株価は88倍にまで上昇しています。
フラグシップ製品である「QuickBooks」は、アメリカに存在するスモールビジネスのうち8割が利用するとも言われる大ヒット製品です。
参考:How Intuit Reinvents Itself
「会計ソフトの巨人」であるIntuitとは一体どのような会社なのでしょうか?
今回のエントリでは、Intuitの事業数値を分解しながら、事業の内容について掘り下げてみたいと思います。
大枠を知るためにまずは売上の内訳を見てみます。