自動車産業と半導体:コロナ禍での需要逼迫とトヨタ自動車の見事な対応まとめ
トヨタ自動車

2020年に始まった「コロナ禍」は、世界的にさまざまな影響をもたらした。

その中でも大きいものの一つが、「半導体」に対するインパクトだ。一般には目立たず、馴染みのない存在だが、半導体は生活の至るところに存在する。

パソコンの「頭脳」にあたるCPUは半導体からできている。エアコンの温度センサー、炊飯器の制御システム、スマホやテレビ、洗濯機や冷蔵庫にも、半導体は欠かせない。

そして、日本経済の屋台骨とも言われる「自動車」の世界も、半導体を必要としている。走る・止まるといった動きを制御するマイコンをはじめ、多様な半導体が載せられているのだ。

台湾・韓国に集積する半導体ファウンドリ

半導体需要は、2020年の夏頃から急回復を見せた。

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