好調のマッチグループ3Q決算:Tinder有料会員が660万人に
『Tinder』を展開するマッチグループ(Match Group)が現地時間の11月4日に発表した7〜9月期決算は、純利益が1.32億ドルの黒字だった。前年比では17%の減益である。
事業全体は堅調で、売上高は前年比18%増の6.4億ドル、営業利益は13%増の2億ドルだった。自粛から回復する中で、マッチングサービスの利用が拡大している。
マッチグループは、長くマッチングサービスを手がけてきた米国のインターネット企業。かねてより買収に積極的で、Tinderや日本のPairsも買収し、事業ポートフォリオを構築してきた。
今回決算では、Tinderに並んでPairsも成長の筆頭格として紹介されたのが印象的だった。これからクリスマスシーズンに近くが、2020年は男女の出会いにもこれまでにない風が吹きそうだ。
足元がどうなっているか、決算報告の内容を紐解いてみよう。
4〜6月期におけるマッチグループの事業は、かなりの逆風だったといっていい。各地でロックダウンが広がる中、アプリを通じた「知らない相手」との出会いはリスク以外の何でもない。