Shopify 3Q決算:経済再開下で拡大鈍化するも、次なる成長に向け着々
ネット通販サイトを簡単に作れるプラットフォーム「Shopify」が10月28日、2021年7〜9月期決算を発表。Eコマース社会のインフラとして事業を推進させていることをアピールした。
Shopifyにおいて、事業成長のKPIとなるのがGMV(流通総額)。GMVは足元で4,000億ドルに到達。創業から2,000億ドルまでには15年かかったが、そこから2倍になるまでは16か月しかかからなかった。
パンデミックでShopifyのGMVは大きく加速し、その後は横ばい傾向が続く。直近ではコロナからの再開とともに、オフラインでの取扱比率が増えているとする。
リテール(小売)は、あらゆるところで必要とされる。それを象徴するかのようにShopifyは、決算プレスリリースの場所を「Internet, Everywhere」と記載している。(これは今期からのことで、昨年までは普通に「Ottawa, Canada」と書いていた)
急拡大がひと段落する中、進めるのは次なる成長に向けた中長期施策だ。Shopifyの成長戦略がどのように進捗しているか、決算報告の内容をもとに紐解こう。