アスクル 1Q決算:営利2倍の大幅増益、ヤフーと連携によるコスト削減も奏功
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アスクルが9月16日に発表した2020年6〜8月期決算は、最終損益が15億円の黒字だった。

売上高は1,001億8,000万円で前年比2.3%の増収にとどまったが、営業利益は29億9,000万円で同じく102.1%の大幅増益となった。

一時は親会社ヤフーとの揉めたアスクルだが、その後は経営体制の刷新を含めて取り組みを進め、過去最高の売上・営業利益を更新した。

コロナ拡大に伴う足元のEコマース全般への需要増もアスクルにとっては追い風だ。消費者向けECサイト「LOHACO」は黒字化に向けた取り組みを進めている。

BtoB販売もメディカル商品が牽引

同じEコマースでも、領域によってコロナ特需による影響は異なる。アスクルはBtoBコマースが中心なので、5月前後の影響はむしろマイナスだった。

5月25日には緊急事態宣言が解除され、その後は想定を上回るペースで回復した。四半期別の伸長率では上半期に前年比マイナスを覚悟していたが、実際にはプラス成長を実現。幸先の良いスタートになった。

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