米「ドミノ・ピザ」Q4決算:株価+27%高騰、テイクアウトと「要塞化」を強化中
アメリカの大手ピザチェーン「ドミノ・ピザ」が好調です。
ドミノ・ピザの株価は長年、右肩上がりの上昇を続けていますが、先日の決算発表ではそこからさらに25%以上も高騰。時価総額は152億ドルに。
一方で、業績が25%伸びているわけではありません。2019年の通期売上は36.2億ドル(前年比+5.4%)、営業利益は6.3億ドル(同+10%)。
1960年に創業した老舗ピザチェーンとして極めて立派な業績ではありますが、急成長とはいえないにも関わらず、何故ここまで評価を上げているのでしょうか。
結論から言うと、一番は「一株あたり配当が20%も引き上げられたから」のようです。
ただ、それ以上に印象的なのが「競争が激化する中で勝ち続けるための明確な戦略を提示し、実際に成果を出し始めている」という側面。
今回は、ドミノ・ピザの現状数値について確認した上で、彼らの戦略がどのように功を奏しているのかについて、ご紹介したいと思います。