雪国まいたけが再上場!まいたけシェア52%、買収で本しめじなどにも進出
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雪国まいたけが8月14日に東京証券取引所への再上場を承認された。2015年6月にベインキャピタルグループによる買収で非上場化され、5年の再建を経ての再上場だ。

雪国まいたけの創業は1983年にさかのぼる。創業の地は新潟県の五十沢(いかざわ)。南魚沼市の中にあって日本百名山のひとつ「巻機山」などに囲まれ、温泉の名所でもある。

創業者の大平喜信氏は南魚沼市の貧しい農家の長男として生まれ、中学卒業後から工場勤務などに従事するが、一家心中を考えるほどの極貧だったという。

その後、人工栽培が難しい「まいたけ」の大量栽培に成功、1983年に35歳で創業したのが「雪国まいたけ」だった。1988年には納豆の製造販売、ガソリンなどの販売にも着手している。

その後は「もやし」「ぶなしめじ」「エリンギ」の生産にも乗り出したほか、加工品である「マイタケ水煮」まいたけエキスを凝縮した「MDフラクション」の製造にも展開した。

1994年には新潟証券取引所の地域産業育成部に上場。2000年には東京証券取引所との統合により、東証二部上場企業となった。

2013年「不適切会計」で代表辞任に

非上場化以前の雪国まいたけの業績をみると、高収益というほどではないが安定して利益を上げていた。状況が変わったのは2012年、大幅な赤字に転落した頃だ。

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