Ctrip 2Q決算発表・売上45%増・黒転へ
中国のOTAのCtripの2Q決算が発表されました。
Ctripは2016年11月にSkyscannerを買収しており、好調な決算となっています。
また、オフライン店舗を400店舗開設しています。
まず、売上・純売上・営業利益・営業利益率を見て見ます。
売上は64億6156万元(9億5313万ドル・前年同期比45%増)、純売上は64億1577万元(9億4638万ドル・前年同期比45%)、営業利益は6億4526万元(9518万ドル)となっています。
中でもTransportation ticketingが20億343万元から29億9233万元(4億4139万ドル)と49%増となっています。
KPIは、あまり公開されていませんでした。
Ctripはこれまで、同業のeLongをExpediaから買収したり、同業のQunarを株式交換によって45%を取得することで、中国最大のOTAという地位を確立させてきました。また、海外においてもM&Aをしっかり行なっており、インドのMakeMyTripの25%を1.8億ドルで取得したほか、スコットランドのSkyscannerを17.4億ドルを買収しています。
これらの買収によって中国国内における価格競争が減ったことや黒字を出し続けていたSkyscannerのおかげで黒字化を達成しています。
中国の今後のOTA市場については「CtripとQunarの合併後、オンライン旅行業にはまだ次の戦いが待っている。大手プレーヤー、2017年の注目点」をご覧ください。