炎上中の楽天と提携、EC向け物流サービスを受託する「関通」が東証マザーズ上場
「送料無料」の問題が取りざたされる楽天。
公正取引委員会は独禁法違反(優越的地位の濫用)の疑いで立ち入り捜査に入るなど、楽天や加盟店にとって大きな問題に発展しています。
こうした中で2月13日、物流サービス企業「関通」の新規上場が承認されました。関通は2019年2月に楽天と資本・業務提携を行なっている企業で、3月には『Rakuten Fulfillment Center』を尼崎市に開設しました。
2019年2月期の売上高は64.7億円。今年度も3Q累計で売上53.2億円と、右肩上がりの拡大を続けています。
楽天が招いた「送料無料」問題は、逆に言うと、それだけ日本での物流費高騰が深刻であることの証左でもあります。だからこそ、コストを事業者に押し付けるような施策に猛反発が生まれたのでしょう。
楽天が大炎上する中、上場することになってしまった関通。どんな会社なのか、上場目論見書の内容を整理してみます。