「Intuit」2Q決算:1億人が使う信用情報Credit Karma買収へ
アメリカの大手会計ソフトベンダー「Intuit」が2月24日、2Q決算を発表しました。
売上高は16億9,600万ドル(前年比+13%)、営業利益は2億7,000万ドル(同+16%)。増収増益を続けています。
売上構成をみると、「中小企業・個人事業主向け」が9.7億ドル(前年比+17%)と大きく、「消費者向け」が5億ドル(前年比+8%)でそれに続いています。消費者向けについては、確定申告シーズンによる売上の偏りがあるので注意が必要。
Intuitは、アメリカの代表的な会計ソフトである「QuickBooks」「TurboTax」「Mint」を展開する企業。直近では、クレジットカードの信用情報をチェックできる「Credit Karma」を買収することでもニュースとなりました。
成長をつづける老舗企業Intuitがどんな取り組みを進めているのか、決算報告の内容をチェックしてみましょう。
まず確認したいのは、Intuitが傘下で展開しているメインサービスの概要と、それぞれのトラクションです。
中小企業向けに展開しているのは「QuickBooks」で、アメリカのSMB向け会計ソフトとしては圧倒的なシェアを誇るサービス。市場シェアは8割と言われています。