おはようございます。 昨年11月に開始した「生成AIユニコーン特集」、かなり記事数がたまってきました。どの企業も「こんなアプローチがあるのか」と学びがあります(逆立ちしても真似できそうにない部分も多いですが)。今後も更新を続けていくので、関心のある方はぜひ今のうちにご一読ください。
本日、システムエラーによりニュースレターの配信が遅れてしまいました。心よりお詫び申し上げます。
Shutterstock
リード・ホフマンといえば、ビジネスパーソンのためのSNS「LinkedIn」を立ち上げた大物だ。所謂「ペイパルマフィア」の一人で、Podcast「Masters of Scale」のホストとしても人気だ。
そんなホフマン肝入りの生成AIスタートアップが「Inflection」。今はアルファベット傘下にあるDeepMind創業者のムスタファ・スレイマン(Mustafa Suleyman)が共同創業、CEOとして経営トップを務めている。
2023年にはマイクロソフトやNVIDIAも出資し、13億ドルを調達。いまだにあまり聞かないチャットボット『Pi』をリリースしたが、狙いはどこにあるのか。
今回の記事では、創業者CEOであるスレイマンの来歴について紐解いた上で、Inflectionが数あるAIユニコーンとどう違うかを紹介する。
開示資料より作成
今回取り上げるのは、EDAツールの二番手企業である「ケイデンス」(Cadence Design Systems)だ。
EDAツールでは王者シノプシスに次ぐ位置付けのケイデンスだが、時価総額は696億ドル。同じく745億ドルのシノプシスに肉薄。営業利益はどちらも10億ドル強と、稼ぎでも決して劣っていない。
シノプシスと同様、ケイデンスの成長は2020年を境にギアが変わったように加速した。2022年の売上高は35.6億ドル(前年比19%増)だが、2019年までは成長率が二桁%に満たない年も多かった。
Ponder
上記に示したのは、2023年の米国における大型株(時価総額100億ドル以上)のパフォーマンス上位一覧である。
気になったのは四番目にランクインした「Symbotic」だ。手がけているのは倉庫のオートメーション。昨年にはソフトバンクと合弁会社も立ち上げている。
Symboticを生み出したのは事業家のリチャード・コーエン。祖父が1918年に始めた食料品スーパー「C&S Wholesale Grocers」を1989年に引き継いだ。開発した倉庫運用技術を事業化したのがSymboticのルーツだ。
何やら面白そうなSymboticとは一体どういう会社なのか。今回の記事では、その沿革から事業の全体像、直近の取り組みなどについて紹介する。
今回取り上げるのは、米国のデジタルインフラテクノロジー企業「バーティブ」(Vertiv)だ。
パソコンやスマートフォンを使う人であれば、電子機器が熱に弱いことは経験的に知っているだろう。電子回路のオーバーヒートが大敵である一方、温度が低すぎても動きがフリーズしたりする。
巨大な情報量を扱うデータセンターともなれば、温度管理はなおさら重要度が高い。そしてバーティブは、データセンターに代表されるコンピュータ室の温度管理におけるパイオニア的存在である。
2023年の好調な株式市況とは裏腹に、この数年ずっと右肩下がりの有名企業がある。大手映画館チェーンのAMC(AMC Entertainment Holdings)だ。
AMCは2021年、「ミーム株」の一つとして注目を集めた。株価は短期間で十倍以上へ膨らんだが、その後は急落。業績は復調しつつあり、直近では四半期黒字化も果たした。
同社のルーツは1920年に数名で買い取ったミズーリ州カンザスシティの「Regent Theatre」。1961年には「American Multi-cinema」へと改名、これがAMCという名前の由来だ。
1981年には映画館チェーンとして初めてカップホルダー付きのアームレストを備え付けた。今では約950の映画館と10,500ものスクリーンを有し、世界最大規模の映画館チェーンとなった。
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