EDAツール二番手「ケイデンス」ユビキタス化による半導体の広がりで更に成長へ?
今回取り上げるのは、EDAツールの二番手企業である「ケイデンス」(Cadence Design Systems)だ。
EDAツールでは王者シノプシスに次ぐ位置付けのケイデンスだが、時価総額は696億ドル。同じく745億ドルのシノプシスに肉薄。営業利益はどちらも10億ドル強と、稼ぎでも決して劣っていない。
シノプシスと同様、ケイデンスの成長は2020年を境にギアが変わったように加速した。2022年の売上高は35.6億ドル(前年比19%増)だが、2019年までは成長率が二桁%に満たない年も多かった。