おはようございます。 伝記作家ウォルター・アイザックソンによる新著『イーロン・マスク』が発売され、注目を集めています。全95章にものぼる大作で、下巻の大半が2020年以降のお話。自分も読み始めたばかりですが、初っ端からインパクト濃いめの内容でした。
開示資料より作成
大手テクノロジー企業の一つ、Adobeが株式市場における評価を高めている。
AdobeはPhotoshopやIllustrator等のソフトウェアで知られ、世界中のクリエイティブに携わる人達が使う。さらに現在は、「生成AI」周りでの打ち手を積極的に進めている。
株価は年初来57%もの上昇、一年前からは倍増した。それでも2021年末のピーク時と比べると23%減といったところ。株価収益率は50倍に迫り、一般的な水準で見て評価が低いわけではない。
売上高は前年比10%増の49億ドル。営業利益は同じく14%増の17億ドルで、営業利益率は35%に迫る。クラウド上でソフトウェアを提供する企業としては最も巨大な収益力を有する企業の一つである。
今回の記事では、Adobeの各事業の近況について開示された資料をひもときながら、生成AI周りの進捗についてもまとめる。
駐車場大手のパーク24で、業績の復調が続いている。9月14日に発表された2023年7月までの第3四半期決算(累計値)は、売上高2,415億円(前年比14%増)で着地した。
営業利益は244億円(同104%増)に迫り、利益幅の復調はさらに大きい。パーク24はコロナ禍で大きな逆風を被った企業の一つで、2022年10月期第1四半期より営業黒字に回復した。
5〜7月の売上高は844億円(前年比12%増)となり、コロナ前の最高値に迫る。逆風下で進めたコストカットが実り、営業利益はすでに当時の水準を超えている。
株価水準は2016年ごろのピーク値には遠く及ばない。それでも、足元の時価総額は約3,500億円にのぼり、今期予想(純利益145億円)に対する株価収益率は約24倍。一般的にみて、決して低い評価ではない。
スキーはバブル時代、日本全国で一大ブームを巻き起こした。全国至るところで国内スキー場が開発されたが、その後はバブル崩壊によって多くのスキー場が活力を失った。
日本スキー場開発は2005年、日本駐車場開発(株)の子会社として設立された。竜王スキーパークや川場スキー場などの買収を進め、現在は白馬エリアなど8か所のスキー場を展開する。
スキー場においてもインバウンド需要への期待は大きい。2020年3月からの入国制限では海外からの来場が見込めず、同社も影響を受けた。直近の冬シーズンでは、それがコロナ前の7割強まで回復している。
スキー来場者数は回復途上だが、同社の通期業績はすでにコロナ前を超えている。その背景に一体なのがあるのか。今回の記事では、日本スキー場開発の近況と経営戦略について紐解く。
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