事業内容
沿革・会社概要
Zynga Inc. (以下、Zynga)は、ソーシャルゲームサービスのリーディングプロバイダーである。AppleのiOSやGoogleのAndroidなどのモバイルプラットフォームや、FacebookやSnapchatなどのソーシャルネットワーキングプラットフォームでプレイされるライブサービスとしてのソーシャルゲームを開発、販売、運営している。一般に、Zyngaのゲームはすべて無料でプレイでき、ゲーム内のバーチャルアイテムの販売(「オンラインゲーム収益」)と広告サービス(「広告収益」)により、実質的にすべての収益を生み出している。
Zyngaは、ソーシャルゲームのパイオニアであり、モバイルデバイスやソーシャルネットワーキングプラットフォーム上での「遊び」をコアアクティビティとしてきた。ソーシャルゲームにおけるZyngaのリーダー的地位は、人材、コンテンツ、ブランド、技術、インフラへの多大な投資の結果である。
Zyngaの事業の強みとなっているのは、以下の3点である。
ソーシャルゲームの確立されたポートフォリオ
Zyngaは、「ソーシャルスロット」と「カジュアル カード」のポートフォリオに加え、『CSR Racing 2』、『Empires & Puzzles』、『FarmVille』、『Merge Dragons!』、『Merge Magic!』、『Words With Friends』、『Zynga Poker』などの人気ソーシャル ゲームを運営している。
参加型でグローバルなプレイヤーのコミュニティ
Zyngaの内部分析システムによると、2019年には平均2,100万人のモバイル利用者と6,900万人のモバイル利用者がいた。
スケーラブルなテクノロジーとデータ
Zyngaはテクノロジーを活用してプレイヤーのエンゲージメントを高め、既存のゲームを継続的に強化し、新しいゲームを発売し、買収を行うなど、Zyngaのポートフォリオの構築していくことに注力している。Zyngaの規模の拡大は、プレイヤーに説得力のある価値を提供するネットワーク効果につながると考えられており、長期的にプレイヤーのコミュニティ、プレイヤーのエンゲージメント、マネタイズを成長させるために多額の投資を行うことを約束している。データ分析とクリエイティブなゲームデザインを組み合わせることで、より優れたプレイヤー体験を生み出すことができるようになると、Zyngaでは考えられている。
事業内容・サービス内容
Zyngaのミッションは、ゲームを通じて世界をつなぐことである。Zyngaは、次のような方法でそのミッションを追求している。
会社のビジョンを明確にすること
Zyngaにおいて、ソーシャルゲームに対するビジョンが、市場における他社との差別化につながると考えられている。Zyngaは、「他の人と一緒にゲームをする方が楽しい」というシンプルな前提のもとに設立された企業であり、ソーシャルゲームこそがマスマーケットへの最良の道であると信じている。そのため、Zyngaの戦略的なアプローチでは、ソーシャル機能とシステムを中心にゲームを構築し、エンゲージメント、有機的な獲得、長期的なリテンションのレベルを高め、より質の高いプレイヤー体験を提供していくことで、事業を成功させていく。
人気のあるジャンルで実績のあるブランド
Zyngaは、『CSRレーシング』、『エンパイア&パズル』、『ファームヴィル』、『ヒットイットリッチ!スロット』、『マージドラゴンズ!』、『スロット』など、確立されたブランドの多様性の高いポートフォリオがある。モバイルゲームは最大かつ最速で成長しているゲームプラットフォームであり、Zyngaはライブサービスの経験を活かして、既存のゲームポートフォリオを成長させ、所有およびライセンスされた知的財産に基づいた新しいタイトルを導入することに尽力していくことを予定している。
才能あるチームと強力なアナリティクス
Zyngaには新しいゲームを開発し、ライブゲームの効果と予測可能性を高めることを目的とした情熱的なチームがある。現在の視聴者、既に視聴した視聴者、新規の視聴者を魅了する新しいコンテンツやゲームプレイモードをリリースするという戦略を通じて、ライブゲームの効果と予測可能性を高めることに注力していく。Zyngaのチームは、創造的なイノベーションと、プレイヤーを中心としたデータ駆動型のアプローチを組み合わせることで、ゲーム制作の芸術と科学のバランスを取りながら、プレイヤーを驚かせ、喜ばせることを目指している。