事業内容
システムインテグレータは、複数の事業セグメントを展開しており、主に「Object Browser事業」「E-Commerce事業」「ERP事業」「AI事業」の4つの領域で事業を行っています。これらの事業を通じて、データベース開発支援ツール、ECサイト構築パッケージ、ERPパッケージ、AI異常検知システムなど、多岐にわたる製品とサービスを提供しています。
Object Browser事業では、「SI Object Browser」や「SI Object Browser ER」などのデータベース開発支援ツールを提供し、データベースの設計や管理を効率化します。また、「OBPM Neo」というプロジェクト管理ツールも提供しており、プロジェクトの品質、コスト、進捗の統合管理を可能にしています。
E-Commerce事業では、「SI Web Shopping」というECサイト構築パッケージを提供し、BtoCやBtoB向けのECサイト構築をサポートしています。この製品は、ECサイト運営に必要な機能をオールインワンで提供し、高パフォーマンスと堅牢なセキュリティを実現しています。
ERP事業では、「GRANDIT」というWeb-ERPパッケージを提供しており、販売、調達、在庫、生産、経理、人事などの基幹業務をサポートします。この製品は、ブラウザのみで利用可能な完全Web-ERPであり、多様な業務に対応するための豊富な機能を搭載しています。
AI事業では、「AISI∀ Anomaly Detection」というAI異常検知システムを提供し、工場内での人間による目視検査をAIにより自動検知するシステムを実現しています。
さらに、新規事業として「TOPSIC」と「IDEA GARDEN」を提供しており、プログラミングスキル判定サービスやアイデア創出プラットフォームを通じて、採用スクリーニングやプログラミング教育、アイデア発想・管理・蓄積をサポートしています。
経営方針
システムインテグレータは、独自の成長戦略「Catch and Grow」を推進しています。この戦略では、市場のニーズを迅速に捉え、新製品を次々に企画・開発することで、事業のリスク分散と収益の拡大を図っています。同社は、パッケージソフトウェアの販売、保守、カスタマイズを基幹事業としつつ、クラウドサービス事業の拡大やコンサルティング事業の強化にも注力しています。また、社員が働きやすい環境作りにも力を入れ、創造力や技術力の向上を目指しています。
経営指標としては、成長性と収益性に重点を置き、売上高成長率及び売上高経常利益率を重要視しています。さらに、事業分野別の売上高や売上総利益の推移、業態別の売上高や契約解約率の推移など、複数の指標を注視しています。
中長期的な経営戦略としては、AIやプログラミング教育などの新市場ニーズに対応した新製品の開発に力を入れています。特に、クラウドサービスの提供を基本ポリシーとし、既存製品のバージョンアップやラインナップ拡張を通じて、安定した収益基盤の構築を目指しています。
経営環境の変化に対応するため、新規顧客開拓力の強化、開発エンジニアの確保と早期戦力化、インキュベーション事業の収益化、新規主力事業の創出など、複数の事業上及び財務上の課題に取り組んでいます。これらの戦略的取り組みを通じて、システムインテグレータは持続的な成長を目指しています。