SRAホールディングス【3817】 プライム(内国株式)

メインフレームやオープン系システムの開発、運用管理、パッケージソフトの販売など、幅広いITサービスを提供。

SRAホールディングス【3817】 プライム(内国株式)

メインフレームやオープン系システムの開発、運用管理、パッケージソフトの販売など、幅広いITサービスを提供。

事業内容

SRAホールディングスとそのグループ企業は、主に「開発事業」、「運用・構築事業」、「販売事業」の3つのセグメントで事業を展開しています。同社は、統括管理を行う事業会社であり、連結子会社13社、非連結子会社5社、関連会社3社と共に幅広いサービスを提供しています。

開発事業では、メインフレーム系の大規模システム開発から保守まで、またオープン系システムのシステムインテグレーション、ビジネスツールとしてのソリューションビジネス、オープンソースソフトウェアの技術サポートなどを手がけています。このセグメントには、㈱SRA、㈱ソフトウエア・サイエンス、SRA AMERICA, INC.などが含まれます。

運用・構築事業では、コンピュータシステム及びネットワークシステムの運用管理、データ管理、設備管理、ネットワークシステムの構築、アウトソーシングサービスを提供しています。このセグメントには、㈱SRAと㈱AITが含まれます。

販売事業では、パッケージソフトの販売、インテグレーションサービスにおけるシステム機器の販売、IT導入に関するコンサルティング・サービスを行っています。このセグメントには、㈱SRA、㈱AIT、㈱SRAプロフェッショナルサービス、SRA OSS合同会社などが含まれます。

これらの事業を通じて、SRAホールディングスは、ITソリューションの提供において幅広いニーズに応えるサービスを展開しています。

経営方針

SRAホールディングスは、情報サービス産業における急速な市場環境の変化に対応し、企業価値と株主利益の向上を目指しています。同社は、経営の基本理念として「コンピュータサイエンスの諸分野を発展させ、それによって人類の未来に貢献する」ことを掲げ、ITを通じたユーザー満足度の最大化を追求しています。

経営環境に対する認識として、社会や経済のグローバル化、技術の進化、労働環境向上ニーズの継続などを背景に、IT投資需要の増加を見込んでいます。しかし、国内人口の減少や労働人口の減少など、持続的成長を実現する上での課題も認識しています。

2024年3月期の経営方針として、「環境の変化に即応した成長の実現」を目指し、既存事業の持続的成長、新しいビジネスモデルの創出、グループ内連携の強化などを掲げています。成長戦略としては、既存顧客の深耕、ビジネスモデルの変革、自社IP製品×グローバルビジネスの推進を挙げており、クラウドインフラビジネスへの展開やLow-Code/No-Code開発の推進、業務コンサルティングの拡大などを通じて、ビジネスチャンスの拡大を図っています。

また、人材確保の重要性を強調し、海外を含めたビジネスパートナー・提携会社との関係拡充を通じて優秀な人材を安定して確保する方針です。さらに、事業投融資の継続を通じて収益力・財務体力を踏まえた適切な判断と厳格な管理を行い、安定性のある財務体質の維持に努めています。

このように、SRAホールディングスは、既存事業の成長と新しいビジネスモデルの創出、グローバル市場への展開を通じて、持続的な成長を目指しています。