事業内容
沿革・会社概要
Verisk Analytics, Inc.(べリスク・アナリティクス)は、ニュージャージー州ジャージーシティに本社を置く企業であり、保険、エネルギー、金融サービスの顧客にサービスを提供するデータ分析の大手プロバイダー。1971年、米国における損害保険の州、地域、国の格付け局を統合して非営利アドバイザリー「Insurance Services Office:ISO」が設立されたのが始まり。2009年にNASDAQへ株式上場を果たした。
高度な技術を駆使して数十億件の記録を収集・分析し、独自のデータ資産と深い専門知識を活用して、顧客のワークフローに統合可能なイノベーションを提供している。より具体的に言えば、Verisk は、格付け、引受、保険金請求、災害・気象リスク、天然資源情報、経済予測、商業銀行・金融、その他多くの分野の顧客に、予測分析と意思決定支援ソリューションを提供している。主な情報サービスには、詐欺防止、保険数理、保険補償範囲、防火、大災害及び気候リスク、利益最適化、データ管理、及びその他の分野での予測分析と意思決定支援ソリューションなどがある。Verisk は、米国をはじめ、世界中の顧客が人、財産、金融資産を守るための支援をしている。損害保険会社向けの精度の高いリスク分析と評価サービスを主たる事業として展開している。
Verisk の顧客は、Verisk のソリューションを利用して、より効率的で規律のあるリスクと機会に関するより良い意思決定を行うことができるようになる。これらのソリューションには、データ、専門家の洞察力、統計モデル、カスタマイズされた分析など、さまざまな形があるが、これらはすべて、より論理的な意思決定を リスクを分析することを実現できるようにデザインされている。
Verisk が提供しているサービスは、米国の損害保険会社トップ100社のすべてが利用している。加えて、北米、英国、オーストラリアのクレジットカード発行会社トップ30、および世界のエネルギー生産者トップ10のうち9社もVerisk のサービスを利用している。また、Verisk は、エネルギー事業、金属事業、鉱業事業を行っている企業のバリューチェーン全体にわたって、幅広い企業、政府、機関と協力関係にある。
製品・サービス
Verisk が提供する損害保険サービスの顧客には、米国のトップ100社の損害保険会社のほか、国内のInsurTech新興企業や国際市場の保険会社が含まれている。米国の損害保険会社の大多数は、Verisk の統計代理店サービスを利用して規制当局に報告を行っており、米国の保険会社や再保険会社の大多数は、Verisk の数理サービスや業界標準の保険プログラムを利用してリスクの計算を行っている。さらに、連邦政府の特定の機関や郡や州の政府機関や組織は、リスク評価や緊急対応情報に対する政府のニーズを満たすために、Verisk のソリューションを利用している。
Veriskのデータベースは、損害保険業界の約90%の保険料を代表する数千の顧客、26の州労働者災害補償保険基金、500以上の自己保険者、約400の第三者管理者、複数の州詐欺局、保険詐欺の調査と起訴に関与する多くの法執行機関にもサービスを提供している。加えて、米国およびカナダのコンピュータによる見積もりシステムを導入している保険修理請負業者およびサービスプロバイダの80%以上が、Verisk の建物および修理費用見積もり価格データを使用している。
ストラテジスト、政策立案者、ビジネス開発者、マーケットアナリスト、商品トレーダー、コーポレートファイナンス、リスクチーム、投資家など、Verisk は、多岐に渡るチームと連携しており、大企業や政府機関の顧客だけでなく、多くの中小企業の顧客にもサービスを提供するなど、Verisk のソリューションは顧客のニーズに合わせられることが特徴となっている。