田辺工業【1828】 スタンダード(内国株式)

田辺工業株式会社は、産業プラント設備工事、設備保全工事、電気計装工事、送電工事、管工事、鋳造用工業炉の製造・販売を手がけ、海外では表面処理事業も展開。

田辺工業【1828】 スタンダード(内国株式)

田辺工業株式会社は、産業プラント設備工事、設備保全工事、電気計装工事、送電工事、管工事、鋳造用工業炉の製造・販売を手がけ、海外では表面処理事業も展開。

事業内容

田辺工業株式会社とその関連会社は、設備工事事業を中心に、日本国内外で幅広いサービスを提供しています。国内では、産業プラント設備工事、設備保全工事、電気計装工事、送電工事、管工事などの事業を展開しており、化学・医薬品業界をはじめとする多様な産業に対して、設計・製作・施工からメンテナンスまで一貫したサービスを提供しています。

海外では、中国、シンガポール、マレーシア、タイを中心に、産業機械装置の販売・メンテナンス、プラント設備の設計・施工・メンテナンス、表面処理事業などを手掛けています。特に、タイでは表面処理事業にも力を入れており、地域に根ざした事業展開を行っています。

また、同社は鋳造用工業炉の製造・販売も行っており、アルミ鋳物生産用工業炉をはじめ、産業機械の輸入・販売も手掛けています。これにより、田辺工業は製造業の基盤を支える重要な役割を担っています。

田辺工業の事業は、産業界の基盤を支える設備工事から、最先端の技術を要するプラント設備の設計・施工、さらには環境に配慮した表面処理事業に至るまで、多岐にわたります。これらの事業を通じて、同社は産業界の発展に貢献していると言えるでしょう。

経営方針

田辺工業株式会社は、設備工事事業を中心に、国内外で多岐にわたるサービスを提供している企業です。同社は、技術力と総合力の強化を経営の基本方針とし、お客様が満足する製造設備の提供を目指しています。不確定な経済環境の中、同社は安定収益基盤の確保、海外事業の強化、成長基盤の確立、人材基盤の強化、コンプライアンス体制のさらなる強化を基本戦略として掲げています。

中期経営計画では、2020年度から「成長促進」の時期と位置付け、連結売上高500億円以上、連結営業利益率8%以上、ROE10%以上、海外比率15%以上の目標達成を目指しています。この計画の下、田辺工業は、大型・高レベルのEPC案件の受注拡大や地域エリア及び事業領域の拡大に注力しています。また、海外事業では、アセアン域内を中心に事業展開を加速し、表面処理事業や設備工事事業の強化を図っています。

さらに、オリジナル製品の確立や新ビジネスモデル構築に向けた取り組みを進め、ICTを活用したウェアラブルカメラソリューションの提供など、新たなビジネスモデルの構築にも力を入れています。人材基盤の強化にも注力し、優秀な人材の確保と育成、専門技術の伝承に努めています。

これらの戦略を通じて、田辺工業は、厳しい経営環境の中でも持続的な成長を目指し、「常に世の中から必要とされ、存続する企業」としての地位を確立しようとしています。