事業内容
CRI・ミドルウェアは、主に「CRIWARE®」と「OPTPiX」というブランドでソフトウェア製品の許諾販売を行っています。これに加えて、許諾販売に関連する受託開発や音響制作も手がけています。これらの活動は、CRI・ミドルウェアとその連結子会社3社によって構成されています。
ゲーム事業では、ゲーム業界向けに音声・映像関連のミドルウェアを提供しています。これにより、ゲーム開発をスムーズかつ効率的に行うことが可能です。また、画像最適化ソリューションの提供や音響制作も行っています。主要な関係会社には、CRI・ミドルウェア、株式会社ツーファイブ、上海希艾維信息科技有限公司があります。
エンタープライズ事業では、ゲーム事業で培った技術を活かし、ゲーム業界以外の業界向けに音声・映像関連のミドルウェアやソリューションを提供しています。特に、モビリティ分野やカラオケ機器、家電・IoT機器などの組込み分野、Web動画や静止画に関するクラウドソリューション分野に注力しています。主要な関係会社はCRI・ミドルウェアです。
経営方針
CRI・ミドルウェアは、「音と映像で社会を豊かに」を企業理念に掲げ、音声・映像関連の独自技術を通じて社会の豊かさに貢献することを目指しています。設立以来、エンターテインメント分野を中心に「CRIWARE」として技術を展開してきましたが、今後はオンラインコミュニケーションの拡大に対応し、海外市場での顧客獲得に注力します。
同社は、エンターテインメント以外の市場開拓にも積極的に取り組み、収益力の向上を図ります。研究開発型企業として新技術・新製品の開発を推進し、グローバルスタンダードなプロダクトラインナップを目指しています。中長期的な事業拡大と企業価値向上を目指し、売上高の持続的成長と20%の営業利益率を重要な経営指標としています。
CRI・ミドルウェアは、ゲーム事業で得た技術やノウハウをエンタープライズ事業に活用し、事業領域を拡大します。特に、オンラインコミュニケーションミドルウェア「CRI TeleXus」への技術開発投資を継続し、リアルタイム処理技術や動画・静止画技術を集約した新製品の研究開発を進めます。これにより、グループ全体での飛躍的な成長を目指します。
ゲーム事業では、国内向けに「CRI Clovis」の拡販を進め、CRIWAREユーザーの拡大を図ります。海外市場では、中国および欧米市場での映像製品の拡販を強化し、販売代理店網を構築します。エンタープライズ事業では、カラオケ案件やモビリティ分野での新製品拡販に注力し、クラウドソリューション分野での新製品開発を進めます。