デジタルハーツホールディングス【3676】 プライム(内国株式)

ソフトウェアのシステムテスト、デバッグサービスを中心に、開発支援、保守・運用、セキュリティ関連サービスを提供し、高品質なソフトウェア開発を支援。

デジタルハーツホールディングス【3676】 プライム(内国株式)

ソフトウェアのシステムテスト、デバッグサービスを中心に、開発支援、保守・運用、セキュリティ関連サービスを提供し、高品質なソフトウェア開発を支援。

事業内容

デジタルハーツホールディングスとそのグループ企業は、ソフトウェアの品質保証を中心に事業を展開しています。具体的には、ソフトウェアの不具合を検出し顧客企業に報告するシステムテストサービスやデバッグサービスを提供しており、ソフトウェアの開発支援や保守・運用、セキュリティ対策など、テスト工程と親和性の高い関連サービスも手がけています。これにより、顧客企業の高品質なソフトウェア開発を総合的に支援しています。

デジタルハーツホールディングスグループは、IT人材不足やソフトウェアの複雑化といった現代の課題に対応するため、専門的な知見を持つテストエンジニアの確保・育成に努め、全国各地に事業拠点を展開しています。約8,000名のテスト人材を確保し、顧客企業の開発体制に合わせた柔軟なサービス提供を実現しています。

事業セグメントは大きく分けて「エンタープライズ事業」と「エンターテインメント事業」があります。エンタープライズ事業では、Webシステムや業務システムなどのエンタープライズ向けシステムのシステムテスト、セキュリティテスト、ERPの導入支援などを提供しています。一方、エンターテインメント事業では、コンソールゲームやモバイルゲームなどのエンターテインメント向けコンテンツの国内デバッグ、グローバルサービス(翻訳・LQA、マーケティング支援)、クリエイティブサービス(受託開発・2D/3Dグラフィック制作)、メディアサービス(「4Gamer.net」の運営)などを手がけています。

これらのサービスを通じて、デジタルハーツホールディングスグループは、ソフトウェアの品質保証分野で幅広いニーズに応える体制を整えています。

経営方針

デジタルハーツホールディングスは、「SAVE the DIGITAL WORLD」という企業理念のもと、ソフトウェアの品質保証を核とした事業展開を行っています。同社は、エンタープライズ事業の拡大とエンターテインメント事業の進化・新規ビジネスチャンスの追求を中心に、成長戦略を推進しています。

エンタープライズ事業では、中核子会社AGESTを軸に、エンジニアの確保・育成に力を入れています。具体的には、中途採用の強化、未経験者を対象とした独自の教育プログラムによるエンジニア育成、ハイスキルエンジニアの増強、産学連携による先端技術の追求などを行っています。また、M&Aを通じた人材強化や技術力向上も積極的に進めています。

エンターテインメント事業では、デバッグサービスの高付加価値化や、ゲームの海外同時展開支援などを通じて、グローバル事業の拡大を目指しています。さらに、AGESTの株式分配型スピンオフ及び上場準備を決議し、2024年3月期以降、グループ各社の管理部門の増強やガバナンス体制の強化を図り、両事業の自立と持続的成長を目指しています。

デジタルハーツホールディングスは、エンタープライズ事業とエンターテインメント事業の両輪で、デジタルサービスの品質・安全性向上に貢献し、成長を加速させる戦略を推進しています。