事業内容
クロス・マーケティンググループは、デジタルマーケティング、データマーケティング、インサイトの3つの主要な事業セグメントを展開しています。
デジタルマーケティング事業では、クロス・コミュニケーションやエクスクリエなどの関連会社が、デジタル領域に特化した販促支援メディアの運営やプロモーション、システム開発、DX関連のITソリューションを提供しています。特に、エクスクリエが運営する「モラタメ.net」は、サンプリングを通じて口コミを促進する日本最大級のプロモーションメディアです。
データマーケティング事業では、クロス・マーケティングやKadence International Inc.などが、オンライン・オフラインでのデータ収集を中心にマーケティングリサーチを行っています。これにより、企業のマーケティング戦略における意思決定を支援しています。
インサイト事業では、クロス・マーケティングやメディリードが、マーケティングデータの分析や消費者インサイトの発掘を通じて、企業のマーケティング戦略をサポートしています。これにより、企業はより効果的なマーケティング施策を実施することが可能です。
クロス・マーケティンググループは、これらの事業を通じて、企業のデジタル化やマーケティング戦略の最適化を支援し、顧客の多様なニーズに応えています。
経営方針
クロス・マーケティンググループは、中期経営計画「DX Action 2024」を掲げ、デジタルマーケティングの分野での成長を目指しています。この計画は、2025年6月期まで延長され、マーケティングDXパートナーとしての地位を確立することを目指しています。具体的には、デジタル技術を活用し、生活者のデータ分析を通じて顧客のマーケティングソリューションを支援し、戦略立案から実行までをワンストップで提供することを目指しています。
クロス・マーケティンググループは、資産とインフラを効率的に活用し、事業の強化や投資、M&Aを通じて成長を加速させる方針です。特に、パネルネットワークの共有化や新ビジネスモデルの構築、データアナリスト組織の活用、DX化、AIのビジネス活用を推進しています。これにより、デジタルマーケティング事業ではサービスと業務のDX化を進め、データマーケティング事業ではクラウドBIツールの標準化を図っています。
また、インサイト事業では、コンサル型リサーチサービスの提供やLTVメソッドの開発に投資し、官公庁や学校法人への販売チャネルを拡大しています。新規事業開発やM&Aも視野に入れ、小規模な新規事業を立ち上げ、成長が見込めるタイミングで追加投資を行う計画です。グローバル戦略としては、アメリカでの成長投資を進め、アジアや欧州での展開可能性を模索しています。
クロス・マーケティンググループは、2025年6月期に時価総額300億円、連結売上高300億円、連結営業利益30億円を目標に掲げています。これらの施策を通じて、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。