オルトプラスは、エンターテインメント＆ソリューション事業を展開しており、主にゲーム事業とゲーム支援事業の2つの事業を手がけています。これらの事業は、スマートフォン向けアプリを中心にオンラインゲームの企画・開発・運営を行うことを主な内容としています。

ゲーム事業では、オルトプラスはスマートフォン向けのオンラインゲームを企画・開発・運営しています。これらのゲームは、AppleやGoogleのアプリマーケットで提供され、基本料金無料で一部アイテム課金制を採用しています。特に、アニメやマンガのキャラクターを用いた「自社パブリッシングタイトル」と、他社のゲーム運営を受託する「運営受託タイトル」があります。

オルトプラスが提供するゲームの一例として、「ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-」があります。このゲームは、キングレコードが手掛ける音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」を基にしたリズムゲームです。App StoreやGoogle Play、Amazonで提供されています。

ゲーム支援事業では、オルトプラスは国内ゲーム会社に対して人材マッチングサービスを提供しています。自社のゲーム開発・運営人材や他社の余剰人材を、各ゲーム開発会社のニーズに応じて派遣または業務受託することで、人材リソースを提供しています。これにより、ゲーム会社の開発・運営現場の人材需要に応えています。

オルトプラスは、「笑顔あふれるセカイを増やす」を存在意義とし、ゲームを通じて新しい価値を創造・提供することを基本方針としています。この方針に基づき、企業価値と株主価値の最大化を目指しています。

同社は、中長期的な事業成長と収益基盤の安定化を重要課題とし、売上高と経常利益を主要な経営指標としています。これにより、持続可能な成長を実現しようとしています。

オルトプラスは、ゲーム事業の収益力向上を目指し、開発受託・運営受託を通じて収益を確保しつつ、高収益が期待できるゲームタイトルの提供を進めています。また、国内外の有力なIPの権利獲得を積極的に行い、ゲーム化や商品化を通じて収益を拡大しています。

新技術・新サービスへの対応も重視しており、特にAIを活用したゲーム開発を推進しています。技術革新に対応するため、技術・ノウハウの獲得を進め、持続的な成長を図っています。

システム技術・インフラの強化も重要視しており、優秀な技術者の確保と育成に努めています。情報セキュリティ体制の強化も進め、ISMSによる管理運用体制を維持しています。

優秀な人材の確保と育成も課題としており、多様な勤務形態や職場環境の改善を進めています。段階別の研修プログラムを実施し、社内人材の育成を図っています。

グループ経営体制と内部管理体制の強化も進めており、監査等委員会設置会社への移行を行いました。コーポレートガバナンス・コードに沿った施策を継続的に実施し、経営体制の強化を図っています。