モブキャストホールディングス【3664】 グロース(内国株式)

モバイルゲーム事業では、アニメIPを活用した「モバプロ」「転生したらスライムだった件~魔国連邦創世記~」等のゲーム開発・運営、キッチン雑貨事業では「share with Kurihara harumi」での生活雑貨販売を展開。

モブキャストホールディングス【3664】 グロース(内国株式)

モバイルゲーム事業では、アニメIPを活用した「モバプロ」「転生したらスライムだった件~魔国連邦創世記~」等のゲーム開発・運営、キッチン雑貨事業では「share with Kurihara harumi」での生活雑貨販売を展開。

事業内容

モブキャストホールディングスは、モバイルゲーム事業とキッチン雑貨事業の二つの主要なセグメントを持つ企業です。同社は、アニメなどの知的財産(IP)の権利を獲得し、それを活用したゲームやアプリの企画・プロデュースを行っています。代表的なモバイルゲームには、自社開発・運営の「モバプロ」や「転生したらスライムだった件~魔国連邦創世記(ロードオブテンペスト)~」、プロデュース型モデルの「盾の勇者の成り上がり~RERISE~」や「sin 七つの大罪 X-TASY」などがあります。また、IPのライツマネジメント事業も手掛け、「ガールズ&パンツァー戦車道大作戦!」のゲーム化を実現しています。

一方、キッチン雑貨事業では、料理家の栗原はるみ氏が提案する生活雑貨ショップ「share with Kurihara harumi」とレストラン&カフェ「ゆとりの空間」をプロデュースしています。これらの店舗では、オリジナルの食器やキッチン雑貨、調味料、インテリア小物、エプロン、ウェアなどを販売しており、全国の百貨店やアウトレットでの販売を行っています。さらに、栗原心平氏が出演するYouTube公式チャンネル「ごちそうさまチャンネル」を通じて、動画で使用されたキッチンアイテムや食品を販売するオンラインショップも展開しています。

モブキャストホールディングスの収益構成は、モバイルゲーム事業における契約金やレベニューシェア、有料課金収入、そしてキッチン雑貨事業における商品販売収入、レストラン売上、栗原氏の書籍・雑誌販売からのロイヤリティ収入など多岐にわたります。これらの事業を通じて、同社は「日本のエンターテインメントを“革新”させ、世界70億人をワクワクさせる」という経営ビジョンを追求しています。

経営方針

モブキャストホールディングスは、モバイルゲーム事業とキッチン雑貨事業を中心に展開する多角的なビジネスモデルを持つ企業です。同社は、「日本のエンターテインメントを“革新”させ、世界70億人をワクワクさせる」という経営ビジョンのもと、経営資源をグループIPビジネスへ集中させる方針を掲げています。この方針に基づき、同社はクリエイター主導の企業成長、多様な資金調達ノウハウ、エンタメ・IT業界ネットワークを活用し、グローバル市場に向けたコンテンツの提供を目指しています。

中長期的な経営戦略として、同社はデジタルコンテンツを軸としたマーケティング戦略を推進し、IPの価値最大化を図っています。具体的には、動画マーケティングやD2C(Direct to Consumer)を通じて、IPの需要を高める取り組みを進めています。また、IPの取得・開発・拡大に注力し、M&Aを含む企業投資を促進することで、投資育成事業を新たな事業セグメントとして位置づけています。

同社は、デジタルIP領域(旧モバイルゲーム事業)、ライフスタイルIP領域(旧キッチン雑貨事業)、IP投資育成領域の3つの事業セグメントに事業を再編し、それぞれの領域での成長戦略を推進しています。デジタルIP領域では、Web3.0時代に適応したIPの創出を目指し、ライフスタイルIP領域では、キッチンを通した家事ライフ満足度No.1企業を目指しています。IP投資育成領域では、投資したIP企業の価値向上を図り、収益拡大を目指しています。

これらの戦略を通じて、モブキャストホールディングスは、売上高及び営業利益の継続的な成長を目指し、企業価値の向上に努めています。同社は、IPの重要性を認識し、経営資源をグループIPビジネスへ集中させることで、中長期的な成長を実現していく方針です。