事業内容
川本産業とそのグループ会社は、医療・介護分野における多岐にわたる製品とサービスを提供しています。このグループは、川本産業を含む6社で構成され、衛生材料、医療用品、介護用品、安全衛生保護具の製造販売、およびこれらの商品の仕入れと販売を主な業務としています。また、川本産業の親会社であるエア・ウォーター株式会社は、産業ガス、ケミカル製品、医療関連製品、エネルギー製品、農業・食品製品などの製造販売を手掛けています。
川本産業グループの事業は大きく分けて「メディカル事業」と「コンシューマ事業」の2つのセグメントに区分されます。メディカル事業では、国内外の医療機関や施設向けに、衛生材料や医療用品、介護用品などの製造販売及び仕入れ販売を行っています。これにより、医療現場での安全と衛生の向上に貢献しています。
一方、コンシューマ事業では、国内の企業や一般消費者、さらには産業・工業向けに、衛生材料、医療用品、介護用品、育児用品、安全衛生保護具などの製造販売及び仕入れ販売を展開しています。これにより、一般家庭や産業現場での生活の質の向上と安全性の確保に寄与しています。
川本産業グループは、これらの事業を通じて、医療・介護分野における幅広いニーズに応える製品とサービスを提供し、社会に貢献しています。
経営方針
川本産業は、医療・介護分野における製品とサービスの提供を通じて、社会の保健衛生の向上と豊かな生活の充実を目指しています。同社は、経営理念に基づき、株主重視、顧客第一主義、品質の向上、高付加価値製品の提供、そしてサステナビリティへの取り組みを重点施策事項として掲げています。
中長期的な経営戦略として、消費者志向に基づいた製品開発と販売体制の強化、品質管理の徹底、医療機関の環境変化への迅速な対応、高付加価値製品の開発・育成、流通の安定強化、生産体制の効率化、サステナビリティへの取り組み推進、そして新型コロナウイルス感染症への対応を8つの重点領域として挙げています。
特に、医療機関や学識経験者と共同で専門性や独自性のある高付加価値製品を開発し、全国の代理店及び特約店との結びつきを強化することで流通の安定を図ること、さらにはグループ全体で生産体制の最適化に取り組むことが強調されています。また、サステナビリティへの取り組みを推進し、新型コロナウイルス感染症への対応として、感染管理製品の開発や拡販、従業員の働き方の見直しにも注力しています。
これらの戦略を背景に、川本産業グループは、医療・介護分野における幅広いニーズに応える製品とサービスを提供し、社会に貢献することを目指しています。同社は、自社製品の拡大と利益率の改善を重要課題と認識し、感染管理製品や口腔ケア製品、介護用品等の積極的な販売、市場のニーズに応える新製品の開発や製造受託の拡大を図っています。また、人的資本の重要性を再認識し、従業員の多様性及び専門性を高める取り組みや、次世代の経営幹部の育成にも積極的に投資しています。